homebrewでIMEパッチを適応したCocoa Emacsをインストールする方法

rubyで実装されているhomebrew

Xcodeをインストールしておけば、コマンドのコピペでインストールできる
気軽さも魅力です。


また、ソースコードからインストールするため、自分の好きなパッチを
あてることもできます。
今回は、Cocoa EmacsIMEパッチを適応してインストールする方法を紹介します。

Emacsのバージョンは23.2、IMEパッチは以下のurlにあるものを使用しています。

http://jaist.dl.sourceforge.jp/macemacsjp/47986/inline_patch-23.2-beta3.tar.gz

homebrewでは、各ソフトウェアをインストールするときに Formula と呼ばれる設定ファイルを参照します。この Fomula は rubyスクリプトになっているので、rubyが読めればだいたい内容を理解できます。
Fomulaの内容を閲覧、修正する場合は、以下のコマンドで可能です。

brew edit emacs

pathesメソッドが適応するパッチを配列やハッシュで指定しているようです。

def patches
  [ "http://github.com/downloads/typester/emacs/featureーfullscreen.patch"] if ARGV.include? "--cocoa"
end

デフォルトのEmacsでは、上記のようになっています。--cocoa を引数で与えるとフルスクリーンに関するパッチを適応するようです。今回は、下記のように変更し、IMEパッチを追加します。

def patches
  {:p1 => [ "http://github.com/downloads/typester/emacs/featureーfullscreen.patch"],
    :p0 => [ "http://jaist.dl.sourceforge.jp/macemacsjp/47986/inline_patch-23.2-beta3.tar.gz"]} if ARGV.include? "--cocoa"
end

EmacsのFomulaを上記のように書き換え、brew install emacs --cocoa とすると/usr/local/Cellar/emacs/23.2/Emacs.app が生成されます。
あとは、Emacs.appを/Applicationsにコピーすると、Spotlightから起動できて便利です。